お墓の保険がある?

戸建やマンションと同じように、墓地にもいつどんな災害が降りかかるか分かりません。
大きな地震や津波で、墓石が倒れたままの墓地がニュースに映ることもしばしば。
特に2011年の東日本大震災では広範囲にわたって墓石が倒れ、墓地全体に大きな被害が出ています。

お墓は家族や自分が亡くなってから入る「もう一つの家」とも考えられますが、実はお墓用の保険があることをご存知でしょうか?
お墓の保険は家と同じく、主に天災時の被害に備えるものです。

補償の範囲となる天災については、
・地震
・噴火
・津波
・洪水
・土砂崩れ
などで、墓石の倒壊や損害があった場合、再購入や修復にかかる費用を補償してもらえるというものです。

保険の対象は墓石本体と台座、外柵などを含んでおり、後から設置した備品や石材などは対象には入らないことが多いです。
また、花立やローソク立てなどは最初から補償の対象には入りません。
対象外となるケースについては、これ以外にも細かく定められていますので、あらかじめ確認しておく必要があります。

かつて日本では、お墓の保険というのは一般的ではなく、倒れたり壊れたらその都度修復するか、もしくはそのままにするしかありませんでした。
しかし、東日本大震災以降せめて地震保険には入っておかなければとの認識が広がり、お墓用の補償制度が再度見直されるきっかけとなっています。

墓石が壊れた場合、「修復」と一言で言うのは簡単ですが、予想以上に大きな金額がかかることも事実です。
ずれた石を直すだけでも30万円、簡単な修復でも数十万円、石の交換は土台から換えるため、100万近くの費用がかかります。
お隣の墓石に倒れて損害を与えた場合はさらにお金がかかってしまいます。
不可抗力の災害とはいえ、自分自身に責任を問われる事態が発生する可能性もあるということです。

自然災害の多い日本でお墓を建てるということは簡単ではありませんから、もう一度最初からお墓の保険について考えてみても良さそうですね。