お墓に何をお供えすれば良い?

お墓参りの際に必ず必要な物として、死者が喜ぶとされるお線香、お墓を彩るお花、そして死者への供養として食べ物があげられます。
この3つに加えて、掃除道具などを別途持参するわけですが、供え物については花と食べ物の二つだけで十分でしょう。
アメリカなど欧米の国々では故人の写真やぬいぐるみなど、思い出の品を持ち寄る傾向にありますが、日本では古来より花と食べ物をセットで持参する習慣になっています。

お花は思い思い好きなものを持ち寄っても良いとされていますが、バラなどは賛否両論で、トゲがあるので墓場には好ましくないと考えられることもあります。
ただしこれは一般論であって、故人が生前「墓にバラを持ってきてくれ」と言っていた場合はその通りにバラを持ち寄ってあげると良いでしょう。

食べ物については、故人が生前好きだった食べ物をお供え物にすればOKです。
特に好きなものがなかった場合は、フルーツやお菓子(和菓子など)で良いでしょう。
この辺りは常識の範囲内で決めたい部分です。

ただ、一点だけ注意したい事として、食べ物を放置することだけはNGです。
お花は置いていっても大丈夫ですが、食べ物は野生動物に持ち去られたり食い荒らされるばかりか、虫が湧いたり腐るなどしてお墓が汚れる原因になります。
故人が食べ物を口にできるわけではありませんので、一度お供えをしたらすべて持ち帰るようにしましょう。

花以外のお供え物は、日本ではまれなケースですが、ふらりと立ち寄った人がお供え物を持ち去る場合があります。
ぬいぐるみやおもちゃ、お菓子、食べ物、どんなものでも持ち去られる可能性がありますので、やはり供え物というのは最低限花だけを供えて、後は持ち帰るようにした方が確実といえます。

お墓参りは故人を尊重し、真心を向けてあげることが何より大切です。
食べ物は持ち帰る、お墓を汚さないようにするなど、基本的なマナーは守りつつ、ご先祖様に対し心からの気持ちを届けてあげましょう。